2008年2月12日火曜日

掲示板「梁山泊」過去ログデータ 85

Re: 北朝鮮は民主主義? 投稿者:金 国雄 投稿日:2006年 8月26日(土)07時23分37秒
 質問!さん、こんにちは。

> 1.北朝鮮は民主主義なのですか?
> 2.人民共和国とはいったいどういうことなのですか?
> 3.民主主義としているのにもかかわらず、金が絶対的権力を持っているのですか?
>
> お答え下さい。宜しくお願いいたします。。。

 質問!さんには、自身の質問の意味をすでにご存知と思えますが、人民(国民)に
ほんとうに主権があるならば、恐怖政治が行われる理由もありません。

>4.北朝鮮は崩壊の危機とよくニュースで聞きますが、崩壊したらどうなるのですか?

 金正日体制が崩壊したとしても朝鮮(北朝鮮)がなくなる事はないものと考えます。
もちろん、どのような形で進むかは分かりませんが、長い目で見れば韓国との統一国家
となるのではないかと思います。

 ただし、平易な道のりとは限りません。不確定要素も存在します。一例を述べれば、
次のニュースのような場合が生じれば状況も変わってくる可能性が高くなります。

北朝鮮の核実験、中国が牽制 外務次官補「協力できぬ」(朝日新聞HP)
http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200608230201.html

 核実験を強行した場合は、中国、韓国、アメリカはじめ国際社会の対応も激変する
ことにもなります。

 しかし最も大切なことは朝鮮の人々が朝鮮を変えていかなければならないということ
です。東北アジアでの平和という問題においてもそれが非常に重要です。戦争というこ
とにでもなれば、多くの人命が失われることにもなりまたアジアの民衆にとって誰も得
るところはありません。

 そのためにも朝鮮の人々の意識変化を即すような平和的な方法が必要です。例えば
改革開放を即す様な方法とか。

 それでは。
  金 国雄 拝


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北朝鮮は民主主義?追伸 投稿者:質問! 投稿日:2006年 8月26日(土)01時06分50秒
4.北朝鮮は崩壊の危機とよくニュースで聞きますが、崩壊したらどうなるのですか?


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北朝鮮は民主主義? 投稿者:質問! 投稿日:2006年 8月26日(土)01時03分14秒
1.北朝鮮は民主主義なのですか?
2.人民共和国とはいったいどういうことなのですか?
3.民主主義としているのにもかかわらず、金が絶対的権力を持っているのですか?

お答え下さい。宜しくお願いいたします。。。


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>アオコさんへ 投稿者:樹々の緑 投稿日:2006年 8月25日(金)02時07分37秒
 突然、脈絡を離れた書き込みをして済みません。

 アオコさん、石丸さんのブログへも、同趣旨の書き込みを5月末にされていますね。

 残念ながら、私は筑紫哲也のニュース23しか知らず、しかも、その番組では、「李ジュン」氏の生の声はまったく紹介されず、石丸次郎さんとの対話の形式で番組が進行されていました。ですから、アオコさんの質問に答えることはできません。

 アオコさんはジャーナリスト志望の高校生であるとのこと、志葉玲さんのブログはご存知ですか? 彼はまだ非常に若い世代ですから、感覚が似ているかも知れませんね。

 私も、あなたよりちょっと年上の若い人たちと接していて、常々思うのですが、私たちが同じ年齢だった頃よりも、社会は複雑になっているのに、社会科学的な素養という点では、必ずしも前進が見られないことの影響の大きさです。
 ジャーナリストは「現場第一主義」だと思いますが、現場で本当に「見るべきものを見、聞くべき事を聞く」ためには、本人の社会科学的素養がとても大事であるように思います。勉強や学問が退屈であることは、よく分ります。世界でこんなにもひどいことが日常行われているのに、黙っているわけにはいかない気持も、分っているのですよ。「オジサンたちは何も分っていない」という気がされているでしょうが…。

 心が素直で柔らかい時期に、世界を見聞きして感性に刻みつけることも大事ですが、どこかで「見る目・聴く耳を養う」ために、退屈な勉強に励むことも(本当は決して退屈ではないはずですが)、同じように大事だということを、変なオジサン自身の体験談として知っておいて下さい。

 あなたの夢(具体的な志望)が、実を結ぶよう、祈っております。


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帰省旅行 投稿者:享安山人 投稿日:2006年 8月22日(火)23時13分13秒
心に重荷を今なお抱える方の話の後になんですが、軽く読み流してください。

お盆に合わせて両親の実家のある秋田県に帰省しました。
私は「寝台特急日本海か車に乗って新日本海フェリーで敦賀から秋田まで」
と主張したのですが、経費の問題から一家四人車で延々と日本海沿いに帰ることになりました。父と妹が交互に運転、私は免許は持っているのですが強迫性障害の為運転は無理。
早朝大阪を出発し秋田に着いたのは12時間後の夕刻でした。
途中山形県の日本海に面した「道の駅」でチマチョゴリを着た在日韓国人とおぼしき女性が
韓流スターグッズやチヂミを売っていました。昼食かおやつに買おうと提案したのですが
大阪でいくらでも買えるからか却下され、店内で昼食。
地元で採れたかすべの煮付け定食を注文、中々美味しかったのですが家族からは
「味付けが単調」と評判は今ひとつでした。

秋田では両親の実家にそれぞれ泊まり、
12年ぶりに既に90歳を超えた父方の祖父と同じく80歳を超えた母方の祖母に会い
亡き父方の祖母、母方の祖父、そして伯父や先祖の眠る墓にお参りしてきました。
私の従兄姉たちには既に結婚して子を儲けている者がおり
その幼い子等に「大阪のお兄ちゃん」と呼ばれクイズその他の遊びを楽しんできました。

往路復路で車窓からじっくり沿道を見物したのですが
日本海側の水田と山々の緑の豊かさに見とれつつも
街中では廃業した店舗が多かった事と、所謂郊外型大店舗に客が集中し
地元の商店街が寂れているのが気になりました。
呆れるほど巨大な敷地に生鮮食品から農作業用品まであらゆるものを置いています。
義理の叔父が「秋田にUターンをと県が都会の秋田出身者に呼び掛けているが
帰ってきても安定した職などなく無責任この上ない。
(安定しているのは)県庁と秋田銀行くらいだ」と憤っていました。

また横手の宿に泊まった際は親族たちが盛り上がっている中
一人部屋で読書に耽っておりました。自分はおよそ酒席等が苦手だと痛感した次第です。
読んでいたのは『サライ 昭和天皇特集』と阿川弘之『米内光政』。

久しく心身の病で帰省していなかったのですが、帰って良かったと思っております。
帰ったのは15日夕方でした。


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催しの案内 投稿者:金 国雄 投稿日:2006年 8月21日(月)18時36分6秒
「あいち・平和のための戦争展 聞こえませんか? 戦争の足音が」

○とき 8月23日(水)~27日 (日)9時30分~17時(最終日16時)
○入場料 500円(高校生以下無料)
○ところ 名古屋市博物館3Fギャラリー
  ※昨年までと会場が変わりました。ご注意ください。
○交通 名古屋駅から地下鉄桜通線「桜山」下車 4番出口5分
○主催 あいち平和のための戦争展実行委員会 052-931-0070
○特別企画 映画『人間の碑』上映
・第二次世界大戦時の空襲は、死傷者51万人の民間人の命を奪い、
 重い身体障害を負った人の数も、47万人を越えるという。主人
 公である杉山千佐子さんは、国の無責任な政策に対し、国家補
 償を訴え、30年以上にわたって活動を続けてきた。
・とき 26日(土)・27日(日) 13時開場 13時45分上映
・ところ 名古屋市博物館 地下ホール
・入場料 戦争展「入場料」でごらんいただけます。
 入場の際は展示リーフをお持ちください。(映画だけの方は500円)

あいち戦争展 会期・会場変わっても 平和への思い変わらず(読売新聞HP)
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_kan/kan060815_4.htm


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Re: 北のサラムたち 投稿者:金 国雄 投稿日:2006年 8月19日(土)08時52分35秒
 アオコさん、こんにちは。

> 李ジュン(またはリ・マンス)という名前はなかったようですが、
> アン・チョルという名の人は李ジュンさんとは無関係なのでしょうか??
> 石丸次郎さんの「北のサラムたち」を読む限りでは、同一人物のように思えてしまったのですが。

 同一人物と考えてよいと私は思います。

 それでは。
  金 国雄 拝


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北のサラムたち 投稿者:アオコ 投稿日:2006年 8月18日(金)21時30分3秒
が、届いたので、軽ーく読みました。またゆっくり全部読むつもりですが。

李ジュン(またはリ・マンス)という名前はなかったようですが、
アン・チョルという名の人は李ジュンさんとは無関係なのでしょうか??
石丸次郎さんの「北のサラムたち」を読む限りでは、同一人物のように思えてしまったのですが。
情報の少ない私があれこれ考えても無理な気がするので、なにかご存知でしたら教えて下さい……。

余談ですが、この本を読んでる途中でいきなり強い耳鳴りがしたので、ちょっと怖くなりました(笑)


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ある老人 投稿者:金 国雄 投稿日:2006年 8月17日(木)21時51分2秒   編集済
 この何年か韓国に出かける折に日本の「タバコ」(セブンスター・ワンカートン)と
ブランディーかウイスキーを日本の空港の免税ショップで購入して、ある脱北者の老人
に手土産代わりに届けている。

 ささやかなものでけして自慢するものではありません。そしてその老人にも一度もお
会いしたことはない。いつも老人を知る関係者・息子にお願いして届けていただいてい
る。

 セブンスター(日本のタバコで朝鮮(北朝鮮)では、非常に名が知れた銘柄で帰国者
を含め好むものだそうです。)、それも日本で製造されたものがいいとのことを以前に
関係者から聞いていた関係もありました。どうも同じ銘柄のタバコでも製造する国によ
って味が異なるそうです。そのことの科学的な根拠には自信はありませんが、関係者が
言うところでは。

 その老人、人づてに聞く限り親子で脱北して韓国に亡命したことによって他の息子達
(3人)やその子供達・孫達の北朝鮮での消息がまったく分からなくなり、そのこと(
脱北したこと)を今でも悔やみつづけ、社会から逃避し続けるがごとくいまでも韓国で
一人で生活をしているそうです。

 一人だけ残った息子(?)には、「自由に生きなさい」と自らを責め続け同居するこ
とを拒みひとり生きているそうです。しかし韓国で一人の孫ができた。同じだ脱北者と
韓国で結婚した息子夫婦に。

 今ではそれが(新しい孫)生きがいになりつつあるのかとも私は勝手に想像している。

 北朝鮮に未だいるはずと信ずる息子や孫の消息が分かるといいと思いつつ、次回韓国
に行くときにも同じ手土産を持っていく。

 昨年、関係者からはじめて言伝があった。私に「御礼」の言葉を伝えて欲しいと。

 その老人といつ会えるのか分からない。できたら北朝鮮でいまも生きているはずであ
ろう老人の息子達家族、孫達と一緒に老人が苦悩から解放され、笑顔のなかでお会いし
たいものと思っている。


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国籍、国境 投稿者:金 国雄 投稿日:2006年 8月16日(水)20時24分23秒   編集済
 樹々の緑さん、こんばんは。

 朝鮮を意味する異称、別称には他にも多くあったと記憶します。代表的には、

 「三千里錦繍江山」
 「槿域」
 「鶏林」
 「東国」

  などなど。

 また国籍法の歴史に関して、植民地朝鮮では日本の国籍法が施行されたことがなかった
と記憶しますが、ただしそれが即ち植民地時代(保護時代も含め)の朝鮮における朝鮮人
の日本国籍に帰属することを否定するものではなく、日本政府の思惑により「みなし」的
に扱われてきたのではなかったかと記憶します。

 ただしこの点に関して、また以下に述べる朝中(中朝)国境確定に関する問題に対して
も重大に関わる問題が歴史的には存在するものと思われます。

 すなわち「間島問題」として1909年9月の日清両政府による間島を清国の領土とす
る協約(間島協約)の締結が歴史的には問題となってくる可能性もあるものと考えます。

 また金日成時代にも朝中において国境(白頭山・天池)確定問題があったと記憶します。

 今回、樹々の緑さんの紹介によって私も次の『現代ドイツ~統一後の知的軌跡』との書
籍を知ることができました。今月はどうしても忙しい関係、来月にでもまことさんが紹介
してくれた本とともに勉強したいと思っております。

 ご両人に改めて御礼を申し上げます。

 なお中国朝鮮族と北朝鮮の人々のなかにも当然の如く親族関係があります。「脱北」問
題でもそのような背景を知ることも大切かと思います。

 それでは失礼いたします。
  金 国雄 拝